激動の昭和の時代、双葉山と並び、昭和を代表する大横綱「大鵬」を描きました。前人未到の３２回優勝を記録した大鵬こと納谷幸喜氏は永年江東区に住み、名誉区民第一号です。彼の存在を忘れてはいけないと思い描きました。（丸山貞信）

力士の内面と外面、あるいは挑戦と成功の象徴を勝利ではなく、プレッシャーと自分の限界に向き合った表情として捉え、月日が経つにつれて強さと人間としての優しさを備えていく横綱を表現できればと思いました。（Ryota Radetskii）

昭和の日本に元気と勇気とともに光明を与えた大鵬が、月光の中誇らしげに佇んでいる様に平和という安堵を感じさせてくれています。国鉄の職員として昭和を生きたアーティストが感じた大鵬の存在感がそのまま表現されています。（一般社団法人 FUKU・WARAI）